会社を辞めたら、クローゼットが「ゴミ箱」だったことに気づいた
30代でIT系の会社員を辞めてフリーランスになったとき、最初にやったことは仕事の準備じゃなくて「部屋の片付け」でした。
理由は単純です。在宅で仕事するようになって、初めて「自分の部屋がこんなに散らかっていたのか」と気づいたからです。
会社員のときは朝起きて会社に行き、夜帰ってきたら疲れて寝る。部屋にいる時間が短いから、散らかっていても気にならなかった。でもフリーランスになって一日中部屋にいるようになると、物の多さが視界に入り続けて、じわじわとストレスになりました。
特にひどかったのがクローゼットです。
スーツが10着ありました。会社員時代に「仕事だから」と惰性で買い続けたスーツが、クローゼットの大半を占めていたんです。でも、フリーランスになったらスーツを着る機会は激減します。週1あるかないか、くらい。
「これ、もう着ないよな」と思うものが、クローゼットの7割を占めていました。
片付けてみたら「物がストレスの原因だった」と気づいた
思い切ってスーツを全部出してみました。10着のうち、「これは残したい」と思えたのは2着だけでした。
残りの8着は、「着ないけど捨てるのが惜しい」という気持ちで持っていたものでした。でも実際に全部並べてみると、「なんでこれを持っていたんだろう」というものばかり。
メルカリに出してみたら、意外なほど売れました。スーツ8着で合計3万円弱になりました。捨てるつもりだったものがお金になり、クローゼットはスッキリし、一石二鳥でした。
この体験が、私が「持たない暮らし」に目覚めたきっかけです。
フリーランス3年目の私が今も続けているシンプルライフの習慣
あれから3年、完全なミニマリストになったわけではありませんが、物の持ち方の基準は大きく変わりました。今も続けている習慣をご紹介します。
習慣①:「1ヶ月使わなかったもの」は手放す候補にする
シンプルに聞こえますが、これが一番効果的でした。
「いつか使うかもしれない」という考えで持ち続けているものの大半は、実際には1ヶ月どころか半年・1年単位で使っていないものです。
私のルールは「1ヶ月使わなかったものは、手放す候補リストに入れる」こと。リストに入れたからといって即座に捨てるわけではなく、さらに2週間置いて「やっぱり使わなかった」と確認してから手放します。
このワンクッションを入れることで、「捨てて後悔した」という経験はほぼゼロです。
習慣②:「1 in 1 out」を守る
新しいものを1つ買ったら、古いものを1つ手放す。
フリーランスになって自由な時間が増えると、ジムやフットサルのウェアが増えがちでした。そこで「新しいウェアを買ったら、古いウェアを手放す」というルールを設けました。
最初は惜しい気持ちがありましたが、続けていると「物の量を一定に保つ」感覚が自然についてきます。今では服を買うとき、無意識に「何かを手放す代わりに買う」という意識が働くようになっています。
習慣③:「買う前に24時間置く」ルール
衝動買いを防ぐために、「欲しいと思ったものを買う前に、24時間だけ待つ」というルールを設けています。
Amazonやネットショップで「これ買おうかな」と思ったものをカートに入れたまま一晩寝ると、翌朝には「別にいらないな」と冷静に判断できることが多いです。
この習慣で、不要な買い物が大きく減りました。フリーランスになって収入が不安定になった時期でもあったので、無駄遣いを減らせたのは財布的にも助かりました。
「持たない暮らし」で変わった3つのこと

① 掃除・片付けの時間が激減した
物が少ないと、掃除機をかける前に「片付ける」という作業がほぼ不要になります。在宅で仕事している私にとって、作業前に部屋を片付けるストレスがなくなったのは大きかったです。
以前は週末に2〜3時間かけていた片付けが、今では15〜20分で終わります。
② 判断疲れが減った
「今日何を着よう」という判断を毎朝するのは、思っているよりエネルギーを消耗します。服の数を絞ったことで、この「小さな判断」が減り、朝の準備がラクになりました。
フリーランスは毎日自分で判断することが多いので、「判断力を大事なことに使う」という意味でも、持ち物を減らすことは効果的だと感じています。
③ 引っ越しが信じられないほど楽だった
フリーランスになってから1回引っ越しをしたのですが、物が少ないとこんなに引っ越しが楽なのかと驚きました。以前(会社員時代)の引っ越しでは引越し業者に頼んでも半日仕事だったのが、今回は2時間かからずに終わりました。
よくある誤解:ミニマリストになるために「全部捨てる」必要はない
よく誤解されるのですが、「ミニマリスト」とは「物を持たない人」ではなく「本当に必要なものだけを意識的に選ぶ人」のことです。
私はフットサルもジムもスノーボードもやるので、それぞれの道具はちゃんと持っています。趣味の道具は「本当に使うもの」なので、持つことに一切罪悪感はありません。
ただ、「なんとなく持っている」「捨てるのが惜しいから置いてある」というものは手放すようにしました。それだけで、部屋の居心地は大きく変わります。
ミニマリスト的な暮らしを始めるのに、全部捨てる必要はありません。まず「1ヶ月使わなかったもの」だけを見直すところから始めてみてください。
まとめ:在宅ワーカーこそ「持たない暮らし」が効く
一日中同じ空間で仕事をしている在宅ワーカーにとって、部屋の環境は仕事のパフォーマンスに直結します。
会社員時代は気にならなかった「物の多さ」が、在宅ワークになった途端にストレスになる人は多いと思います。私自身がそうでした。
今日から試せることをまとめます。
- クローゼットを全部出して、「本当に使っているもの」だけ残す
- 1ヶ月使わなかったものはメルカリ・ジモティーで手放す
- 新しいものを買うときは「何かを手放す代わりに」を意識する
スーツ10着から始まった私の「持たない暮らし」は、今でも続いています。一気にやろうとせず、まずクローゼット1つから始めてみてください。

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